山本代表メッセージ

Dear CHAMP Members and Members to be:

皆様、お元気にお過しでしょうか?
4月半ばは初夏のような気温上昇で、気候の急激な変化に身体がついて行けない感じがします。

世界の今は:
世界情勢は連日不穏なニュースで一杯ですね。ウクライナで起きていることは、21世紀の現代とは思えないほどに歴史の逆戻り、人類の後退を痛感します。どうしてこんなことになったか、なぜ外交手段で止められなかったか、なぜこのような非人道的な事を止めさせられないのか、と世界中の心ある人達は思っていることでしょう。経済的制裁は確か
に効果はありますが時間を要し、今起きている戦争行為を止めることができません。核や化学兵器の使用すら予測されているなど、許されてはならない事態です。

民主主義の弱体化がここ2~3年懸念されています。
多くの<先進国>と見做されている国々で、極右と左派が力を増し、中道派が少なくなって来ているのは何故でしょう。
2年以上続いているパンデミックの影響もあるでしょうが、それだけではないと思います。前号でも書きましたが、
多様性を認めて寛容する社会が縮小していますね。
経済格差と日常生活の不安が、この傾向を増幅しているように思えてなりません。
1945年8月第二次世界大戦が終結してから、日本はともあれ平和を維持してきました。
自国防衛をアメリカに頼み、経済復興を果たし、世界2位→3位の経済大国となりました。
されど日本を取り巻く世界情勢は激変しています。
中国の台頭がその第1であり、ロシアと北朝鮮の国際法を無視した戦略です。
これからの日本の立ち位置は大変微妙です。曖昧で他国まかせの対応と政策は、世界的な観点からも通用しないのではないでしょうか?
私達国民が真剣に現実と直面して、これからの日本の歩むべき道を皆で考え、決めていかねばならないと思います。

チャンプの将来に思うこと:
体力減少してもできること!
チャンプはほぼ25年前に発足し、50才以上を正会員としていることから、会員の高齢化が進んでいます。
当時50才だった会員は今年75才になり、平均年齢層は75~80才です。
今年に入って12名の会員が退会されました。
その主な理由は健康上の問題と興味ある活動会の閉会です。
健康上の問題では、歩行困難や視力と聴力の減退など様々ですが、例会や活動会への参加が出来なくなったことが退会へとつながってしまったようです。
確かに健康障害が増すと、行動しよう、或いはしたい、という意欲が減ってしまいます。
私も自分が病気になると痛感しますが、体調が悪いとしたいことへの行動力が出ませんね。
気張っても、元気でないと身体が動きません。
けれど、チャンプの目標は自分の経験と知識を役立てて、自分自身の向上と社会に貢献することです。
私は常々思っているのですが、体力が減少しても、思考力と経験・知識があれば、みんなが誰かの役に立ち、助けになれるということです。
最近退会された元会員とお話したのですが、ご自分が外出するときに人の力に頼っていると心苦しいと嘆いておられました。
そこで私はこう申しました。「その助けてくれる人は、助けることが自身の満足とやり甲斐になっているはずですから、
遠慮せずに助けてもらい、ありがとうと言いましょう。」「人の役に立つことは、自分の幸せにもつながります」と。
チャンプの未来は、助け合いと自立できる社会の構築です。ぜひ一緒に創って参りませんか?
「789運動」でお力をお貸しください

チャンプ新本部:
4月7日(木)「山の会」の皆様25名がウォーキングと新本部見学会を兼ねてお越し下さいました。

チャンプ例会のご案内:
チャンプ本部では5月7日土曜日14:00~16:00に新橋駅そばの生涯学習センターで開催・スピーカーは上野田鶴子さんです。
関西チャンプでは5月17日火曜日17:00~20:00神戸倶楽部で開催です。皆様のご参加を心からお待ちしています

Best wishes,

CHAMP代表 山本儀子 Noriko Yamamoto

アメリカよもやま話 Noriko Yamamoto

1)アメリカ庶民とウクライナ戦争:

アメリカ庶民はもともと国際問題には関心が少ないのですが、
1カ月以上続くウクライナへのロシア侵略戦争には大変ショックを受けています。
日本で私達が感じているように、なぜこの戦争が未然に防げなかったのかと疑問を持っています。
1978年にカーター大統領がCamp Davidにイスラエルとエジプト首脳を招いて闘争を防いだように、
バイデン大統領はもっと積極的な行動がとれたのはないかと多くの人が不満に思い、
国内での不人気から国民の注意をそらすためにウクライナ問題を利用しているとの批判もあります。
更にはウクライナが侵略された後の軍事援助が遅く、戦争を長引かせているとの不信です。

トランプ前大統領は、自分が大統領だったらこの戦争は起こらなかったであろうと公言しています。
バイデン大統領のアフガニスタン撤退の不備と不手際がプーチン大統領にウクライナ侵攻のGOサインを与えたとの見解で、
もし今日大統領選が実施されたらバイデン氏の敗北は明白だと言われる所以です。
但し、トランプ氏は2024年に出馬するかどうかまだ宣言していませんが、殆どの人が同氏の出馬を確信し、11月の中間選挙では共和党の圧勝が予測されています。

★トランプ氏が再出馬する場合の副大統領候補は、43才のフロリダ州知事Ron DeSantだと目されている。
同氏はフロリダ州Jacsonville生まれ、地元高校を卒業後、エール大に進学(野球部のキャプテン)、ハーバード大の法律学校を卒業し、海軍に従事、2007/8にはイラク戦争も経験したトランプ支持者だ。
政界入りは2012年、下院議員として当選3回2012/14/16年)。
目下のところ民主党には有力な候補がいない。

2)インフレ拡大はバイデン政権への不満を増幅:

庶民の最大不安はガソリンと食料品価格の高騰です。
4/12付消費者物価指数(CPI)予想は8.9%増に達し、インフレが日常生活を脅かしているのは明白です。
特にガソリンは前年度比45%増となり深刻、食品は7%増です。

3)コロナ禍・オミクロン株とアメリカ人:
アメリカ庶民はコロナ禍、特にオミクロン株に関する懸念には疲れ果てているのが現状です。
特に子持ちの両親は、学校でのマスク着用義務付けが解除されることを望み、
多くの人がオミクロン株は何世紀も人類が経験した風邪のようなもので、
ワクチン接種は効果あるにしても、マスク着用は個人の選択であるべきという考えが増しています。
“ノーマルな生活”に戻りたいという願いで庶民は一杯です。

例会報告

第83回チャンプ例会は2月24日(木)の午後、久しぶりに湘南台チャンプハウスで開催された。
チャンプハウスは3月末で終了するのでラウンジを使用する最後の例会となった。
出席者は2階の「一喜」のランチ会に参加した後ラウンジに移動した。
会場出席者は11名、ZOOMでの参加者は15名、計26名であった。

  • 13:00 開会の挨拶 安斉運営委員長
  • 13:05~13:30 「アメリカよもやま話」 山本儀子代表
  • 13:30~14:10 「身近でさがす:春の植物の楽しみ方」 中林由行(内容は後述)
  • 14:10~15:00 今後のチャンプの活動に関する意見交換会

最初に山本代表から「チャンプ創設時の想い」が語られ、現状を踏まえて今後どのように活動してゆくのがいいか、意見が求められた。以下のような意見が出された。

①集まって活動したいが、新型コロナ、会員の居住地が散らばっている事、会員が歳をとってきたこと、などから集まることが難しい。集まらなくてもできることを考えたい。

②スマートフォンを活用して、画面で顔が見えるだけでも違うのではないか。

③チャンプは曲がり角に来ていると思うので今後のことが心配だ。

④設立から25年で全員が歳をとってきて社会貢献といっても体が動かない。今の老いた会員だけでは運営が難しいのではないか。

⑤スマートテロワールを推進している安江さんもいるので食の問題をテーマにして活動するのはどうか。

⑥メンバーが減ってゆくのは止むを得ないのでその中で財政もふくめてどう活動してゆくかを考える必要がある。ホームページの活用は重要であろう。

⑦LINEやITをもっと活用してゆきたい。

  • 15:00 閉会

身近で探す:春の植物の楽しみ方 中林由行

春先に身近で咲く野草の見方、楽しみ方を話していただきました。その中のいくつかを写真でご紹介します。

新チャンプ新本部を紹介します

チャンプの新本部は、30年程前に埼玉県飯能市と日高市にまたがる壮大な台地に西武グループ(西武不動産)が開発した飯能・日高分譲地に開設しました。
飯能市はチャンプ・コーラス会のご指導をいただいた田中美香先生が教鞭を執られていた聖望学園が立地する場所でもあります。
自然と文化豊かな街で、飯能市は人口約8万人、日高市は同5.5万人です。
当分譲地はコミュニティー入口のアプローチが素晴らしく、分譲地全体が徒歩5分圏内に様々なサイズの公園があり、とても住環境の良い所です。
地震に強い岩盤上にあることも安心要素です。
新本部は2階建て戸建住宅(敷地面積220㎡・67坪、延床面積166㎡・約50坪=内90㎡・27坪が1階)で南向き角地にあります。
山本代表は移転地探索当初は駅近の物件を探していましたが、築年1991年8月のこの住宅にまさにFall in Loveしたそうです。
1階の間取りが皆様に集まって交流いただけるに相応しい広々とした空間で、2階3室の内1室がチャンプ本部事務局にぴったりの部屋となりました(地図と写真をご参照下さい)。

 

交通アクセスは西武池袋線で池袋駅から飯能終点まで急行で48分、特急で38分です。
飯能駅からは2番バス停で07西武飯能日高行きに乗り、14分~18分です。
終点の西武飯能日高駅から徒歩3分、二つ手前の西武不動産営業所前からは遊歩道を通って7分(山本代表はこの遊歩道が好きで大きな荷物が無い限り、この遊歩道を歩くとのこと)です。
お出での時はぜひご一報下さい。バス停まで代表が迎えにきてくださるとのこと

新住所:〒350-1257 埼玉県日高市横手 2-13-7

 

飯能ウォーキングと新チャンプ本部訪問(山の会)

2年以上休止していた「山の会」の主催で「飯能ウォーキングと新チャンプ本部訪問」が開催された。
4月1日にチャンプ本部が飯能日高分譲地に移転したので新本部の訪問も兼ねて今回の春の企画となった。
日時 : 4月7日(木)午前11時西武池袋線飯能駅に集合
経路 : 割岩橋から名栗川(入間川)沿いに⇒飯能河原⇒吾妻峡⇒ドレミファ橋(昼食正午頃)(各自弁当持参)⇒名栗渓谷⇒吾妻大橋⇒新チャンプ本部(午後2時前到着予定)
参加者 : ウォーキング参加18名(新チャンプ本部直行組7名)計25名

 

当日は暖かく薄曇りでいい日よりだった。桜も散り始めてはいたがまだまだ十分楽しめた。
新緑と春の草花、河辺のニリンソウが最盛期であちこちに群生しているのが楽しめ、
ジロボウエンゴサク、ホトケノザ、ヒメオドリコソウ、ミツバツツジ、ハナダイコン、ヤマブキ、ハナカイドウなども楽しめた。
途中の吾妻峡の水のきれいな河原で休憩し持参の弁当でそれぞれ昼食をとった。
約2時間のウォーキングの後日高分譲地に入り約30分で新チャンプ本部に到着。

本部では山本代表はじめ直行組の出迎えを受けた。
新本部の建物は南向きの一戸建て住宅で山本代表が自分の住居兼用で中古を購入したもの。
築約30年であるがよく手入れされていて充分しっかりしている。
南に庭もあり道路と空地があるので景色もよく日当たり充分で広い家なので住宅としては最高の環境と建物といえる。
皆室内でくつろぎ、山本代表が用意してくれたビールや飲料で乾杯、チーズやクラコット、乾き物などで歓談し大いに楽しみ、最後は美味しいアップルパイとコーヒーのサービスまで。
1階部分の部屋はつなげて使えるので25人が入っても十分余裕があった。
山本代表はこの1カ月は引っ越し作業で大変お疲れのようであったが我々のために心を込めてもてなしをしてくださり、皆感謝でいっぱいでした。
4時半頃にお開きとなり、バスで飯能駅に行き、急行や特急で各自帰途についた。

名栗川沿いのウォーキングで見つけた花を3種類紹介する。
右端はニリンソウの群生で何か所もあり最盛期だった。
真ん中はひとつだけ見つけたイチリンソウ、ニリンソウが二輪で花は径2cm程度、イチリンソウは4cm程度、葉の形も違う。
左端はジロボウエンゴサクという小さな花でケマンソウの仲間である。

連載:私の良い加減レシピ

ズッキーニでお魚を焼く 松村正道

お魚食べ方のいろいろ。生でヨシ、焼いてヨシ、でもズッキーニと組み合わせると美味しいです。

材料 :
天然鯛切り身2切(人数分)、ズッキーニ1本、ミニトマト10ケ、お魚さわら等白身でも良い
<調味料>  オリーブオイル大匙2,塩小さじ1/2、ニンニク1片、レモン

作り方:

1 鯛の切り身、軽く塩してコンロ魚焼きで両面軽く焼き、小骨を取る。

2 ズッキーニは輪切りに、ミニトマトヘタをとる、ニンニクみじん切り。

3 フライパンにオリーブオイルを熱し、塩、ニンニク入れて、ズッキーニ中火で焼く。

4 ズッキーニ半分焼けてところに、ミニトマト、魚切り身を入れて中火で焼き上げて完成!

コツ・ポイント

★ズッキーニの焼き加減が重要、中火で5分くらいが目安です。
★塩の量は好みで調整してください

〇お皿に盛ってレモンを添えて完成です。

 

活動会報告

少しづつ活動が再開されてきました。
「例会」「山の会」「英語の会」「健康と栄養」など、「コーラス」も再開をめざして動き始めました。

1.英語を共に学ぶ会

3月26日に第243回のZOOM例会を開催。ロシアのウクライナ侵攻問題を取り上げました。そこで素晴らしいハップニングが!!右欄の報告をご覧ください。(幹事:高橋嗣雄)

2.健康と栄養を考える会

毎月1回、短時間ZOOMで開催。  (幹事:原田規義)

3.チャンプ・LINEの会

常時自由なトーク交換が行われています。(幹事:手島達夫)

4.山の会

4月7日に「飯能ウォーキングと新チャンプ本部訪問」を実施しました。(詳細は本文参照)

5.コーラスを楽しむ会

3月16日に上野田鶴子邸にメンバー12人が集まって懇談会を開き、今後のコーラスの再開を目指して動くことを申し合わせました。5月末までに情報を持ち寄り6月初めにもう一度集まる予定。

 

以下は現在休止中です。

1.ゴルフ愛好会

2.スピリチュアル懇親会

3.東京探訪の会

4.社会貢献ボランティア会

5.日本文化を語る会

6.海外を見てみる会

7.チャンプハウスⅡを考える会

8.スケッチ散策会(関西)

プーチンへの反戦詩をウクライナ大使に届ける

英語を共に学ぶ会はコロナ禍の間も毎月、ズームを活用して例会を開催しています。
3 月 の例会では、丁度始まってから 1 か月になるロシアのウクライナ侵攻をテーマとしてディ スカッションを行いました。
その後、例会に参加できなかった奥田美代子さんが「プーチンよ」と題する詩をメールで発表されました。
これを読んで感銘を受けた新井将史さんが自動翻訳ソフトを使って英訳したものを紹介されたところ、
英語を共に学ぶ会の多数の会員から熱い反応があり、翻訳ソフトで作られた英文に数々の推敲案が寄せられ、下記の通り完成しました。
まさに英語の会全員のチームワークの成果であると自負しています。
新井将史・ミリアム夫妻が原詩と英訳をウクライナ大使館に持参したところ大変喜ばれ別紙のように大使名でお礼状(右下)をいただきました。(宮尾賢)

作詞:奥田美代子 英訳:英語の会

――プーチンよ――

あなたのお母さんは、かつてそうしていたことでしょう。

たらいのお湯の中から裸んぼのあなたを掬い上げ

タオルでくるんでやさしく抱きしめて。

幸せの感覚は、今も胸に沁み込んでいることでしょう。

しかし今、この21世紀に起きたロシア―ウクライナ戦争は、すでにひと月以上たち

まだ終結の出口が見えません。

女は苦しんで命を産み落とし、男は戦争で命を殺すという人間の業の図式は、

変わりようがないのでしょうか。

もしも、両国の大統領が女性同士だったらと、ふと思います。

「息子たちよ、あなた方は決して死んではなりません」と、

ロシア兵の母たちが反戦のために立ちあがっています。

ああ、どなたか、今こそプーチンさんをまるごと抱きしめてあげることが出来たら!

かつて彼のお母さんがそうしたように。

天から風のささやきが聞こえてきます

「プーチンよ、ふり上げた拳は、あなたの母の胸に収めなさい。

   あなたの戦争を今すぐ停めるために」             ( 美代子)

[Translation]          To Vladimir Putin

Your mother would have done this once –

scooped you up naked from the tub of warm water,

wrapping you in a towel and holding you gently.

Surely a feeling of love lives yet within your heart.

But now more than a month has passed since the war you led began.

The end, the end – but there is no end.

Human fate – women suffering at childbirth,

and men killing in wars.

Can there not be other ways?

I suddenly wonder how it would be if

the leaders of both countries were women.

“My sons, you must never be killed.”

Mothers of Russian soldiers are standing up against the war.

Oh, if only someone could embrace you now!

Just as your mother once did.

I can hear the wind whispering to you from the heavens,

“Relax your fist within your mother’s bosom

and turn your steps away – away from this war.”

                      Miyoko & her peace-loving friends of Japan

 

次回例会案内

次回 チャンプ例会について

  • 本部例会 5月7日(土)14:00~16:00  (ZOOM併用)

会場:港区生涯学習センター 304号室(新橋駅烏森口より徒歩2分)

出欠の連絡は info@champjapan.com へお願いします。

  • 関西支部例会:5月17日(火)17:00~20:00 会場:『神戸(外国)倶楽部』メインダイニング横個室(20人室)神戸市中央区北野町4丁目15-1

幹事:前田潤   E-mailmaedaj@plannersinternational.com

編集後記

チャンプ本部が移転し、新たな春が巡ってきました。
国内も海外も多難な状況ですが一人一人がやれることをやりましょう。
奥田美代子さんの願いがプーチン大統領に届きますように。  (中林 記)