山本代表メッセージ

Dear CHAMP Members and Members to be:

皆様、新年明けましておめでとうございます。
年末年始はなにかと多忙な方々が多く、お正月はご家族の帰宅などでお疲れが出たことでしょう。ちなみに独り身の私も今年は大阪からの友人と一緒に、5日間程にぎやかな日々を過ごしました。そして、日本ではこうして平和に新年を迎えることができる幸せをかみしめた時でもありました。

2022年は実に激動の1年でしたね。2020年以来丸3年となるコロナ禍に加え、2月にはロシアによるウクライナへの突然の侵略攻撃が始まり、それに起因したエネルギーをはじめとする多くの物資の物流危機と世界的なインフレ、アメリカの金融政策に影響された円安、その後の12/20付け日銀の金利調整=±0.25%から0.5%への長期金利幅拡大<事実上の利上げ>、による円高傾向への転換等々、企業運営と庶民の生活は振り回されています。

ロシア・ウクライナ戦争は長期化する、というのが残念ながら大勢の見通しです。なぜでしょうか? それはやはり米国を含むNATOが直接介入をしないからだとの指摘が大きいですが、ロシアとの関係悪化を避ける各国の情勢がその政策を形成し、結果は戦争の長期化となっています。

皆さんは1/03付日経新聞朝刊の特集記事“「戦前」に突入した世界”<大戦リスク 隣り合わせに>をお読みになりましたか? 「戦前」という表現はこれまで第二次世界大戦前の意味合いで使われてきましたが、ここでは第三次世界大戦を指しています。“2023年は米ソ冷戦後、最も重要な1年になるといっても過言ではない”に始まる著者秋田浩之氏の冒頭文です。同氏は米欧から「第三次世界大戦になってしまうリスクがある、、」という極めて切迫した声が聞かれ、「いま起きていることは、まさに1930年代の繰り返しだ」と警告しています。この思考が前述のロシアとの関係悪化をさける政策の背景にもあるでしょうが、第三次世界大戦にならないことを切に願う毎日です。2023年は世界にとって試練の年になります。

チャンプ設立25周年記念イベントを11月に企画:
1998年3月に正式発足したチャンプは今年3月で丸25年を祝します。会員皆様のご協力に支えられて来た25年です。心からお礼申し上げます。運営委員会では咋10月から2023年11月を目標に25周年に相応しいイベントの企画を検討しています。会員の経験と知識を生かして5・10・15・20周年記念イベントを開催して来ました。25周年は四半世紀の実績をベースに皆様のご意見と希望を入れて計画したいと願いますので、ご希望をお寄せ下さい。

25周年記念のテーマは「チャンプ プラス ジェネレーションズ CHAMP Plus Generations」を私は提案しています。現会員世代に加え、未来の多世代会員への願いと希望を込めています。

実はこのテーマ提案は、昨年活動開始準備を始めた「789運動(仮称)」検討会議(5回)における参加会員のご意見を反映するものです。それはチャンプの存続と活性化に必要とされるのは、現在の会員世代だけでなく若い世代(20代~60代)に幅広く呼び掛ける会員層の拡大と増加を目指すことだ、というご提案です。幅広い世代にアピールする方策と手段は、今後IT専門家を含む新たなチャンプ主旨賛同者の協力も仰ぎます。また、若い世代向けの新活動を開始するに当たっては、≪チャンプNeo(仮称)≫というような別称で若い世代代表を発掘することになる可能性もあります。皆様もぜひご検討いただき、次回例会でご意見をお聞かせ下さいね。
「789運動(仮称)」&運営委員会の昨12/11日曜日での議事概要は下記をご参照下さい。

★今後の上記活動内容決定までの暫定版となるかも知れませんが、新しいチャンプパンフレットを中林由行運営委員兼NL編集長が作成して下さいましたので、本号に同封いたします。

次回例会のご案内:
チャンプ本部は2月21日火曜日13:30~15:30に港区立生涯学習センター303号室303号室、スピーカーは藤井克昌会員<ソーラーシェアリングの促進>です。
関西チャンプは3月24日金曜日17:00~20:00芦屋のリストランテ・ベリーニで開きます。

新年最初の例会です。多くの皆様のご参加をお待ちしています。

Best wishes,

CHAMP代表 山本儀子 Noriko Yamamoto

アメリカよもやま話 Noriko Yamamoto

11/08火曜日中間選挙を終えたアメリカ、結果は上院民主51(50) vs共和49(50)、下院民主213(220) vs 共和222(212)という<ねじれ国会>となった。下馬評では民主党の惨敗が予測されていたので、民主党の予想外の健闘が話題となった。

  1. 2024年大統領選に向け
    Lame duckという表現を聞いたことがあると思うが、今回の場合向こう2年間のBiden大統領の立ち位置を揶揄的に表したものである。原義は「足の不自由なアヒル」だが、<ねじれ国会>情勢下で新しい立法や政策などを可決できない≪役立たず≫の大統領を指す。中間選挙では予測より好結果とはなったが、Biden大統領の再出馬は危ぶまれている(年齢的な理由と指導力の欠如が主要因だが、他候補を推す民主党員からの要望が強いであろう)。一方共和党は、Trump氏が出馬を表明しているが、同氏が抱える多くの刑事起訴並びに2021年1月6日の連邦議会乱入事件以来、共和党内でTrump離れと批判が高まっているので共和党予備選で指名されるかどうかは不透明なのが現状だ。代替候補としては、フロリダ州知事のRon Desantis(44才)が注目されているが、他にはニューハンプシャー州知事Chris Sununu(48才)も有力候補と見做されている。民主党には有力候補がいないことが弱みである。
  2. 2023年のインフレ加速への不安
    インフレ率は11/30付現在7.1%(10月末7.75%から下降)し、失業率は11/30付3.7%(前年同月比4.2%)と下降しているが、エネルギーと食費の上昇率は依然として高く、庶民の不安は大きい(食料は前年度比10.9%増、ガソリン17.5% vs 18.2%、電気14.1% vs 15.5%)。金利上昇は住宅市場(着工と販売)に悪影響をもたらしており、多くの資材が不足状態にある。このような経済・社会情勢が、クリスマス前のホリデー気分を抑え込んでいる。
  3. Elon Musk氏の話題
    Musk氏のTwitter買収はまことに大きな波紋を生んでいる。同氏はTwitter買収後に、2020年の大統領選挙時のBidenキャンペーンにFBIとメディアが策謀してHunter Bidenのスキャンダルなどを隠して選挙投票に影響を及ぼしたという多くの通信<証拠>メールを公表し、共和党右派を喜ばせている。
    山本の私見としては、Musk氏の判断はこれまでの先見性あるビジネス判断から最近やや外れて来ており、Twitter買収のそもそもの目的(言論の自由を守る、etc.)も見極めにくくなっているように思える。

チャンプ総会・忘年会報告(86回)

(チャンプ本部主催の2022年度総会兼忘年会の報告です。例会としては第86回となります。)

日時:12月17日(土)12:00~14:30
会場:新宿三井ビル54階三井倶楽部
参加者:30名

●安斉委員長の開会の挨拶

・新入会員の内田やよいさんの紹介と挨拶
・ゲストの小平譲さん、湯浅信吾さんを紹介

●山本代表挨拶と報告

  1. 今年の大きな出来事として「湘南台チャンプハウス」の運営事業の終了と「(株)チャンプハウス」の終業があった。湘南台は15年に渡る運営を何とか赤字にすることがなく無事終えられたことは役員他皆さんのご協力のお陰であり感謝します。また株式会社に出資をしてくださった会員にはほぼ全額を返却することができてホッとしており、皆様に厚くお礼申し上げます。
  2. 上記に伴い湘南台にあった「チャンプ本部事務局」を私の新住居・日高市横手に移転しました。戸建住宅ですが2階に事務局の専用室を設置しました。
  3. 会員の高齢化やコロナ禍によって会員数が減る傾向にあるのでもう一度会の体制や活動の見直しと活性化をはかりたい。新年には現在提案されている改善策を実行に移したい。
  4. 現在の会員による新たな社会貢献を実現するために「789運動(仮称)」の検討が進められている。その中で①高経年の公共賃貸住宅に空き住戸が多いので、それを困っている若者や高齢者が低家賃で住めるような仕組みをつくる。②十日町の「NPOあんしん」での米粉パン事業を支援し、障がい者の就労と食料自給率向上を実現する。③50代60代の会員を新たに集めて次世代チャンプ「Champ-Neo(仮称)」を設立するために中心人物を探す。 などの提案があり今後検討をすすめる。
  5. 来年はチャンプ設立25周年になるので記念イベントを開催したい。内容はこれから検討するがテーマは「Champ plus Generations」として若手を含む多世代が参加するイベントとしたい。
  6. 私が日高市横手の住宅はチャンプ事務局を兼ねているが、今後地域のオープンハウスとして活用して住民との交流を深めてゆきたい。チャンプ会員も是非利用してほしい、宿泊も可能なのでお待ちしています。

 

●宮尾賢会員(88歳)が会員を代表して挨拶と乾杯の音頭

●薩摩琵琶の演奏と朗詠

奥田美代子会員が琵琶を弾きながら「朝の雨」(作詞・作曲:塩高和之)を朗詠してくださいました。時は平安時代末期、一の谷の戦いで源義経に敗れ囚われて鎌倉に護送された平重衡の物語。頼朝は重衡に同情し侍女の千手の前を遣わし琵琶の弾き語りや舞で慰めますが、出家の望みもかなわず結局重衡は都に送り返され処刑されます。千手の前との出会いから琵琶での交歓、最後は涙ながらの別れまでを荘重な琵琶の音と情感のこもった朗詠で聴かせてもらい、参加者一同平安の昔の盛衰に思いを馳せ、息を呑んで聴き入っていました。

●会食と歓談

コース料理をいただきながら歓談

●最後に

全員写真を撮り、代表からチョコレートのお土産が渡されてお開きに。

 

(追記)なお、当日、ウクライナで寒さに耐えている人々のために奥田美代子さん、安斉渥子さんなどの呼びかけで参加者の皆さんが義援金に協力してくれました。ウクライナ大使館などの協力で現地に石油ストーブを贈ることができましたのでお礼申し上げます。

関西支部例会・忘年会報告12月15日(木) 加納義久

関西支部の忘年会をかねた例会は12月15日(木)、イルミネーションが美しく輝く御堂筋本町の味吉兆で行われました。

9月の例会、11月19日の北沢さんの能舞「菊慈童」から一月足らずで忘年会、と会合の機会がふえました。コロナが収まりを見せ始めたためか、自粛から脱して「気をつけながらウイズコロナ」の世界になったように思います。今回の出席は山本代表はじめ、12名でした。

■アメリカよもやま話(山本儀子代表)

  1. 中間選挙を終えてねじれ国会に。
  2. 2024年大統領選に向けてトランプ離れ・新人有力候補等、共和党予備選の行方
  3. インフレ加速への不安
  4. イーロン・マスクの目的はなに?

■789運動(仮称) (山本儀子代表)

チャンプ運営委員会議事録概要に基づいて説明を受けた。委員会の決定事項として、この12月11日の議論を元に「既存のチャンプ改善策」と「積極策」の二つを決定事項として進めることになった。
(報告をお聞きし、関西支部としては委員会の真摯な検討内容を認識し、特に「Champ Neo若い世代のための新しいチャンプ」、「UR空室住戸の利用促進」に関心が集まったように思います。運営委員の活動に感謝いたします。)

■Champ 25周年記念イベントについて (山本儀子代表)

展示内容の検討案とイベントのテーマ「チャンプ プラス ジェネレーションズ」についての説明。

■参加者の近況報告・話題提供・意見交換

  • 1月初めから2~3週間家族でハワイに旅行したが、一週間滞在したハレクラ二の朝食など物価が高いのには驚いた。(3~4倍位)人手不足、エネルギーコストなど異常なインフレを実感した。/長田。
  • 仕事では改修工事が多くなったが、民間の集合住宅の改修には耐震化に何千万円もの補助金が出る場合があるが、オーナーは儲かっても設計者やユーザーには還元されないというアンバランスな嫌いがある。/前田隆彦
  • 仕事では岩国の温泉旅館、神戸南京町の焼けた建築物のリフォームなどリノベーション仕事が多くなった。 また、空家等対策特別措置法が成立してから空家ビルなどの転用が進み、クリニック開業が容易になり増加している。URの空家利用提案など団地の活性化がチャンプのテーマになっているが、5階→3階への減築耐震化も建築業界では行われている。/浅野。
  • 住宅が幸福度や子供の人間形成に大きく影響するという「住育」を広めようと活動しているが、協会の活動資金がない。3ヶ月前、京都府が民間活動の理念、問題解決法、中長期計画の立て方、資金集めの方法などについてリモートで価値のあるセミナーを実施してくれた。コンサルタントによる相談も企画されており期待している。/加納
  • URの空室を購入し、森をイメージするようなインテリアに変えて販売した事例をTVで見た。現状復帰しなくてもよければ思い切ったことができる。 関西支部のスケッチ会に初参加した、TVで花のスケッチ番組を見たりしている。/藤原。
  • コロナ開けで日本中動き出した。今のうちにいろんなことをやっちゃおうといった雰囲気。/増井。
  • 毎月京都散策会に参加している。京都検定準一級のリーダーが中心に行っており、先日はZ世代の若者が中心になって白川から古川商店街の活性化に取り組んでいる様子を見た。京都市では再活性化計画が盛んで、自分の住んでいるところを起点になんとかしたい機運があるが、エネルギーとスキルが足らないのが問題。/岡田。
  • 11月19日京都観世会館で能「菊慈童」を舞い、長年の能に一応の目処がついた。幼い頃から能の手ほどきを受けて今日に至っている。(今回の能舞は4~50分と長時間にわたり、豪華な衣装を身につけ、腰を落としての静かな舞いやテンポよく早い舞など大変な体力と機敏さ、舞と曲のすべてを熟知する記憶力などすべてが備わって初めてできるものだと感じました。加納記)/北沢。
  • 豊中市で古い米倉の修理が完成し、さらにお隣の倉の活性化も着手した。喫茶店に生まれ変わる計画だとか/沖。
  • 前回の例会は思いがけない体調不良で欠席したが、PCR検査で陽性だったため。5回のワクチン接種済みだったからか、咳・熱少々ですんだ。 京都の文化教室は高齢者の参加が少なくなり、子供を集めての学童保育的教室が増えている。子供を育むコミュニティのあり方が問われていると思う/辻
  • 長年続けてきた子ども食堂が今月で40回となった。寄付を募ったり、調理は味吉兆のマスターにメインの板前さんになってもらったりして長く続けることができた。子供はおいしければおかわりをいう。日本の食としては、おいしいものがわかるお母さんの口が大切だと思う。 不動産業を営んでいる立場では古い家に住んでいる人に相続人がいるのかが不安。/木下

何度か例会で訪れている味吉兆ですが、今回も素晴らしい日本料理とお酒を味わい、最後に木下支部長の「〆のご挨拶」でお開きとなりました。次回の例会は幹事を≪長田≫さんにお願いして3月24日、イタリアンのベリーニで行う予定です  /以上(加納義久 記)

「789運動(仮称)」等に関する運営委員会議事録概要

日時 :2022年12月11日(日)9:30~12:00
会場 :港区立生涯学習センター205
出席者:山本、宮尾、高橋、手島、中林、安斉洋一の運営委員の他に、原田、梅澤、野村の各氏が出席。

前4回の「789運動(仮称)」に関する会議に基づき、これからのチャンプの在り方と方針、並びに25周年記念イベントのテーマについて話し合いました。

➀「789運動(仮称)」に関する討議部分については、意見交換を踏まえた上での決定事項として、山本代表が概略以下のように整理した。

既存のチャンプ(母体)を維持しつつ、中林提案の<改善策>にあるような具体的な活動を立ち上げる。

<改善策>

・日本の伝統文化を語り合う場の設定 担当野村・松村
・在日外国人への支援:生活面でのアドバイス、日本語を教える等  高橋・上野
・「あんしん」(樋口会員の会社)支援活動  中林
・セイキ工業(守谷会員の会社)への打診  山本
(紙管を利用したステッキ、手すりなどを開発し、高齢者施設などに製品を販売・寄付する)

<積極策>

・UR空室住戸の利用推進    山本、手島、中林
・Champ Neo(仮称)設立準備:若い世代のための新しいチャンプを立ち上げる。人材・人さがし(若い呼びかけリーダーが必要。人望・指導力があり、社会貢献にも意欲のある人を探す)

➁チャンプ25周年イベントのテーマ(内容)案

これからのチャンプの活動方針を示唆するテーマ設定について検討する*。

・老化へのチャレンジ(原田)
・会員のアート作品の展示・販売(山本)

なお、10月31日の運営委員会では以下の事業案が出された。
・世に問いかける内容のイベント(野村)
・関西会員も参加できる親睦旅行(中林)

*25周年記念イベントのテーマ(山本案)
「チャンプ プラス ジェネレーションズ CHAMP Plus Generations チャンプ25周年記念フェス 」

(文責安斉・山本)

活動会報告

第1回「チャンプ散策の会」

これまでの「山の会」と「東京探訪の会」が合併して「チャンプ散策の会」が新たに創設され第1回が11月25日に開催されました。散策は午前中とし、その後ランチ会を楽しむ、というのが原則となっています。今回のコースは【午前10時:神宮外苑銀杏並木入口集合⇒銀杏並木散策⇒新国立競技場周辺見学⇒新宿御苑自由散策⇒新宿中村屋グランナにてランチ会:14:30解散】(歩行距離は約5km、長く歩けない人のために新宿御苑集合の短いコースも用意)、会費はランチ代を含めて4,500円でした。6人の幹事のうち今回の担当は安斉渥子、木村勝規、宮尾賢の3名。

上野田鶴子

銀杏の並木が晩秋を告げる神宮外苑の青山通り入り口に参集。澄み渡った空を見上げながら新国立競技場を回り、ゆっくり御苑内を散策し、欄の展示中の温室にも立ち寄り、新宿通りに出た。山本代表のお計らいで中村屋でのランチが予約されており、本店の特別席に座る。私は久しぶりのカレーを注文。コロナ禍で新宿までも出向くことの少なかった80半ばを過ぎた私には旧年来の幕開けに思えたとても楽しい1日であった。皆で歩けば大丈夫!新年にもまた散策の機会を是非と願っている。

原田規義

11月25日秋の好日の下、遠路組も山本さん、上野さん、手島さん等早々と外苑前に集合しておられた。外苑を入ってすぐのところで十三名の参加者は、木村幹事の集合写真に収まりその後三々五々と街道に沿って歩みを進めた。銀杏並木も所々にまだら模様もあったが、おしなべて錦秋の神宮を思わせるものであった。絵画館を前面に左側に渡って10分位歩くと、突如として国立競技場(その館内の入り口には、スポーツ振興に尽くされた秩父宮殿下ゆかりの遺品の数々が陳列されており我々はそこも見学)が現れた。そのドーナツ状の巨大な競技場を半周位廻ると、そこは新宿御苑へと通じる千駄ヶ谷門なのであった。幹事によれば、ここまでの歩行距離は約5キロということであった。御苑に入ると昔訪れた懐かしい情景と共に、ヒマラヤスギや中生代からの遺物とされるメタセコイヤも我々を迎えてくれた。また寒椿や山茶花、かわいい花びらをつけた十月桜やツワブキなども今を盛りと咲き誇っていた。さらにゲート近くの、赤や黄色など陽の当たり具合で染めわけられたモミジなども圧巻であった。インフォメーションセンターで増田さんや森田夫妻とも合流、16名は新宿門を背景に最後の記念写真をとり、駅近くの中村屋へと向かった。中村屋では、インドの革命家チャンドラボースとのご縁もあったという歴史の重みを感じるような9階へと案内された。安斉夫人主導の下、ドリンク類飲み物に続いてメインディシュなど次々と運び込まれ、やがて宴はたけなわとなった。ただ本日のもう一人の主役、宮尾さんが少し熱っぽいということで欠席されたのは、歯が抜けた様でもあり残念であった。ということで幹事の皆様、本日は楽しい秋の行楽を企画して下さり誠にありがとうございました。

 

 

スケッチ散策会(関西)

コロナ禍で3年近く休止していた「スケッチの会」を、2022年11月19日(土)午後に再開しました。京都観世会館での北沢一記さんの能舞台前に集合し、近くの南禅寺そばの小路でスケッチしました(山本儀子記)

会員消息

菊慈童を舞う 北沢一記

まずは先日の会に多数の皆様がご来場戴きまして有難う御座いました。 又山本代表より、お褒めの言葉を戴き感激で御座います。 「能と私」との結びつきですが、今から50数年前なりますが 東京大曲の観世会館にて、坂井音重先生のご指導のもと 「土蜘蛛」の後ジテをつとめさせて戴き、その時「仏倒れ」の 大技(?)を披露させて戴きました。 その後会社勤めを終え、この20年間に故浦田保利先生のご指導のもと 「耶郡」を舞いました。その後浦田保浩先生に「弱法師」「遊行柳」を舞い、 宮島舞台にて「鶴亀」を、そして今度の「菊慈童遊舞の舞」を舞わして戴きました。 それぞれ思い出があります。 さて今回の菊慈童ですが、法華教の要文「具一切功徳慈眼視衆生 福衆海無量是故応頂礼」 と、菊水によって7百年の生を得た事を、帝へ御礼し、 又帝の長寿の御栄を御祈りする能で御座います

移転祝いの柑橘に実がなりました

山本儀子

今日はあいにくの雨ですが、お元気にお過しでしょうか? 8月3日朝に植樹した「山の会」皆様からの寄贈レモンとミカンの木の成長具合をお知らせ致します。添付写真にあるように、レモンの木も育ち、なんとみかんの木には実が14個、もう少しで食べ頃になりそうな程です。 8/03植樹時(苗木)には両方の木ともに高さが1.5m程でした。あまりに早くミカンの実がなったので(8/03当時にも直径3cm位のグリーンの実が幾つかありました)、業者さんに聞いたところ下記の返事がありました。
<植樹当時から全て接木です。種から育った木は実が成りにくい物です。その弱点を克服したものが接木となります。カラタチの台木にミカンの木を継いだので、実なりが良いですし成長も実生に比べて早いのです。おおよそ8年位かと思いますが、これがミカンや柚の常識的な栽培方法です。果樹農家は15年も収穫を待っていられないから、このような方法を考えたのでしょう。実生は直根ですが、カラタチの台木の場合は、横にもバランス良く根が張るため、実も付きやすいです。但し、今年鉢から出して植栽したため、来年度~2,3年は根を生育するために木の力を集中するでしょうから、実は期待できないかも知れませんので、今年は実を楽しんで下さい。>

以上です。いろいろと勉強になりました♡お味は見ただけでは判りかねますが、12/17(土)チャンプ忘年会に数個持参したいです。皆様、どうもありがとうございました。

(11/23/2022皆様へのメールを転載)

王禅寺のまちおこしイベントに参加

山本儀子

●「公共空間を活用した郊外住宅地の経年優化」王禅寺イベント:
早稲田大学の創造理工学部教授の矢口哲也先生(矢口研究室)は、都市の持続性について環境・社会・経済的な視点から研究し、ストック活用による団地再生など実際の都市デザインへの還元を実践されています。数年前に研究室の生徒さんと一緒に湘南台チャンプハウスの見学に来られたのがご縁で、昨11月26日(土)&27日(日)に川崎市麻生区の王禅寺地区でのまちづくり実証実験イベントに山本が伺いました。造成後50年が経過したニュータウンのこれからを考えるための取り組みです。チャンプが活動検討中の「789運動(仮称)」の参考に見学させていただきました。王禅寺中公園での2日間イベントでは、若い学生さんや協力団体が高齢化する住民に役立つ様々な提案(王禅寺サロン<食育>やSDGsワークショップ、近隣とのふれあい促進の住宅開放案やスローモビリティ自動車免許無しで使える電気4輪車など)が展示されていました。

活動会一覧

1.英語を共に学ぶ会
11月26日に第250回を、12月24日に第251回を開催。合間に資料の交換や回し読みも。

2.健康と栄養を考える会
毎月1回、短時間ZOOMで開催。(幹事:原田規義)

3.チャンプ・LINEの会
常時自由なトーク交換が行われています。(幹事:手島達夫)

4.チャンプ・散策の会
11月25日に第1回を催行されました(ニュースレターの報告参照)

5.コーラスを楽しむ会
12月10日に第7回を実施、毎月第2金曜日の10:00~12:30に開催します。(幹事:中林由行)

6.スケッチ散策会(関西)
11月19日に久しぶりに京都で再開(ニュースレターの記事参照)。

以下は現在休止中です。

7.ゴルフ愛好会  

8.日本文化を語る会

9.水彩画教室 

10.海外を見てみる会

●会員投書欄

★96号今日届きました。ありがとうございます。これだけの立派な会報を毎月発信する組織は、私がお付き合いの範囲では他にありません。首都圏にはたくさんあるのかもしれませんが、田舎にはありません。内容がしっかり濃くて、本当にすばらしいです。立派な会員さんが多くて、ただただ驚いています。1998年に発足したとお聞きしていますが、山本代表のご人脈の賜ですね。こんなすばらしい会をつくられた山本代表と、この会に集われている会員の皆さんに敬意を表します。会の活動に何の貢献もできなくて申し訳ございません。ただ、情報を頂戴するだけですが、読む度に、日本の文化が生きていることを感じます。明るいニュースに乏しい田舎にいて、一条の明かりになっています。(T・Yさん)

★96号ではタイムリーなアメリカ事情、また島田様が展開なさっておられる保育園活動の素晴らしいご提案、奥田美代子さんの “ざぶ〜んざぶ〜ん” ご出版、等々、楽しく拝読させて頂きました。高齢者にもできる社会的参加にはまだまだ幅と奥行きがあるのですね‼️私はもう”超”高齢域に入り、やはり日に日に体力減退を感じていますが、まだまだ前期の高齢域においでの皆様には、ますますのご活躍を心からお願い申し上げます。奥田美代子さんの素晴らしいご本早速拝読、海大好き少女だった私は、キラキラ光る夏の海にプカプカ浮きながら、”あ〜 地球の一員だぁ〜 と、背中の下の海の揺れに乗せられながら幸せだった事を思い出しました。ありがとうございました。(M・Mさん)

2022年度予算・決算および2023年度予算

2022年度予算・決算および2023年度予算

(HPでは非公開)

次回例会案内

次回 チャンプ例会について

  • 本部総会:2月21日(火)13:30~15:30
    会場:港区立生涯学習センター303号室
  • 関西支部例会:3月24日(金)17:00~20:00
    会場:リストランテ・ベリーニ(芦屋)

編集後記

明けましておめでとうございます。コロナが収まりそうだという期待はまた裏切られ、第八波になっていますので皆様ご自愛ください。会員投書欄を作りましたので本誌に対するご意見やご感想をお寄せください。(中林 記)