日時:2019年2月23日(土)10:00~12:00
場所:港区青山生涯学習館第2学習室
レポーター:伊藤孝史さん
テーマ:New York Times の3人の論説員からホットな話題
1. Trump’s Wall of Shame (by Jamelle Bouie)
2. Who Needs a Paycheck Anyway (by Michelle Goldberg)
3. The Sum of Some Global Fears (by Paul Krugman)
出席者:13名(男7名、女6名)他に4名出席予定でしたが風邪や所用で欠席になりました。
概要:1.の表題は ” Hall of Fame”(栄誉の殿堂)をもじって”Wall of Shame”(恥の壁建設)と揶揄したもので、トランプ支持者の国境に壁建設の合唱と本人の選挙公約から2期目を見据えて強引に壁建設に固執するやり方を厳しく批判した論説でした。白人重視の人種差別を助長するもので、壁が一部でも建設されればアメリカにとって負の遺跡として禍根を残すと訴えています。今ホットな話題から知見が多く出されました。
2.の話題は政府機関の一部停止(Shutdown)で80万人もの公務員が給与支給が1か月以上も停止せれ、彼らの生活の窮状、それに対する政権側の冷たい態度等を実例を多く上げています。富が一握りの人に集中し大多数の国民がその日暮らしの貧困層と化した格差社会のアメリカの実情を浮き彫りにしていました。
3.の話題は、経済危機について以前は一つの大きな要因、例えばサブプライムローン問題やバブルの崩壊で引き起こされていたが現在は複合要因で経済危機が起こっている。主なものは(1)中国の景気減速、(2)ヨーロッパの問題、(3)貿易戦争、(4)政府機関の一部停止でこれらの他にもいろいろあります。世界規模の経済危機が現実に起ころうとしているとは言えないがそのリスクかあるということだそうです。その打開策は国際間の協力体制の強化しかないという論説でした。
次回は3月23日(土)安斉渥子さんの担当で小学校の英語教育を取り上げます。