日 時 :2020年9月26日
場 所 :各自宅
方 式 :ZOOM MEETING
ZOOM HOST:宮尾 賢さん
レポーター :五十嵐起世子さん
テ ー マ :The World after Coronavirus
参 加 者 :15名(男:8、女:7)
概要
はじめに評論家4人の新型コロナウィルスに関する一言のコメントを輪読した後、本題のユヴァル・ノア・ハラリ著”The World after Coronavirus” (Yuval Noah Harari :1976年イスラエル生れ 歴史学者、哲学者、ベストセラー作家)を輪読し、パラグラフごとに参加者の意見・コメントを求めて進めたため、次々に発言が出て熱のこもったミーティングとなりました。ウィルス禍はいずれ収まるだろうが大事なことは現在の選択肢が今後の世の中に大きな影響を及ぼすと述べています。
情報処理技術の急速な発展により、未曽有の新型コロナウィルス撲滅のために個々人の体温変化等の身体的データや接触した人の情報が機械的に把握することが可能となり、これが一方では為政者により個々人が常時監視されることにもなりうる。またウィルス完全封鎖のためには社会活動を止めれば可能かもしれないが経済が破綻したのでは意味なく、ウィルス撲滅か経済再建かの二者択一ではない折り合いの付け所が重要となる。社会体制としても独裁で強権発動すればウィルス対策では有効かもしれないが人民を利するものでなければ意味がない。更にはこのウィルス対策には国際協調が欠かせないが、自国第一主義で世界のリーダー不在の中でG7もG20も嘗ての機能を果たせなくなっていると警鐘を鳴らしています。