日 時:2021年2月27日(土) 10:00~12:00
場 所:各自宅
ZOOM HOST:宮尾 賢さん
レポーター :村田重章さん
テ ーマ :日系アメリカ人の強制収容所 ( Internment of Japanese Americans )
参 加 者 :13人(男:8名、女:5名) 尚別途出席予定のところ都合で急遽1名欠席連絡(女:1名)あり
概 要
レポーターの叔母が大正時代にアメリカに渡り約50年後、レポーターが中学生の時一時里帰りし、生の英語を教えてもらったり、レポーター自身も後年仕事で7年間アメリカに駐在し多くの日系アメリカ人とも交流があり、そんな中で戦時中の日系アメリカ人が強制収容所に入れられた話をよく耳にし、この問題が心のどこかに留まっていて今回のテーマに取り上げたそうです。
輪読資料はウィキペディアからの” Internment of Japanese Americans “(15ページ)ですが、別途、収容された人の実例として日系アメリカ人の” Internment / James Yamashita “(14 pages) を事前の参考資料として配布され、さらには直前に日系アメリカ人強制収容所の概要を2ページにまとめた資料と、強制収容された対象地域及び設置された10か所の強制収容所の名称と場所を示した地図、さらには強制収容所の実態を正しく理解するためのテスト(10問)が配布されました。
輪読した部分を大雑把に要約しますと、・日本が真珠湾攻撃したのを受け時のルーズベルト大統領が1941年2月19日に大統領令を発し約120,000人の日系人が収容された ・収容所は監獄のようなもので鉄条網で囲われ逃げられないようなもの ・日系人は戦争相手国なのでアメリカに害を及ぼすと恐れた ・対象者は一世、二世、三世ごとに分けられ子供を含む家族全員 ・子供には学校が設けられたが大勢詰め込まれ教科書や机も不足していた ・家族は狭いバラック小屋に押し込まれて食事や風呂は共同だった ・アメリカに対する忠誠心テストが行われ、本音で反アメリカ的回答をした者は最も厳しい” Tule Lake “収容所に送られた ・1988年レーガン政権時に日系アメリカ人の強制収容所が憲法違反と認められ謝罪と存命者への賠償を行った。以上のような内容を輪読し、途中の参加者の発言とレポーターの補足説明を交えて時間切れとなりました。