日 時:3021年4月24日(土)10:00~12:00
場 所:各自宅
方 式:ZOOM
ZOOM HOST:宮尾 賢さん(代行:高橋嗣雄)
レポーター :安斉渥子
テ ー マ :プラスチックによる環境汚染問題
参 加 者 :男5名、女6名 計11名
概 要
今回はレポーターの意向で、従来の多くの場合の関連英文資料輪読の上での議論展開でなく、関連資料は事前によく見て置いて貰い、アミダで順番を決めて全員にプレゼンテーションしてもらい、その都度意見交換をしてもらうことにしました。結果は予想外の議論百出で熱気を帯びた会となりました。
事前の検討資料としては、(1)Microplastics Are Increasing in Our Lives, New Research Finds (海洋汚染の実態調査に基づく学術論文で海洋に浮遊したり海岸に打ち上げられる大きなプラスチックごみはもとより、海底床に浸透した微細プラスチック、更にはマイクロプラスチックの調査で網目333ミクロンの網、もっと微細な編み目100ミクロンの網での海洋での浮遊調査、それらが魚介類に摂取されている実態、また海面から大気中にマイクロプラスチックが放出されるメカニズム、それらかが野菜や果物に取り込まれ人体に取り込まれている実態を調査した科学論文でした。) 次に(2)YouTubeの動画による講演でTED(Technology Entertainment Design)という組織が毎年大規模な世界的講演会を開催していますが、そこで10代の若者がプラスチッキ汚染問題を取り上げたものを事前に視聴してもらいました。ここで講演に採用されるのは厳しい審査を通ったものだけで、ノーベル賞受賞者や大統領経験者もいるようなレベルの高い広範な分野の人達だそうです。この若者はその後プラスチック問題の専門家となり8年後に再度この講演を行いYouTubeで動画配信されたものも視聴しました。
このよな事前検討を各自で行っていただき、ZOOMではいきなり一人一人のプレゼンテーションと意見交換でしたが、かなり具体的に踏み込んだ話が多く、例えば雨の日のスーパーの入り口では傘を入れるビニール袋はもらわないとか捨てられたものを使うとか、食品のプラスチック容器は使い捨てにせず洗って返却せればポイント還元か金銭バックできるような仕組みもよいのではないか、レジ袋の有料化によるマイバック持参奨励のようにそれ自体は効果が小さいかも知れなくても、プラスチック削減への一人一人の意識・モラルの高揚が重要であるということが共通意見でした。