日      時:2024年3月23日(土)10:00~12:00
場      所:各自宅
方      式:ZOOM
ZOOM HOST   :宮尾 賢さん
コーディナーター:山田信子さん
テ ー マ   :小笠原諸島
資      料:
①小笠原諸島に関する英文資料をまとめた6ページ
②Ogasawara Timeline
③小笠原諸島の地図
参 加 者   :6名(男:2名、女4名)
概      要:

コーディネーター

コーディネーターが小笠原諸島に関する英文資料を集め、5ページ物のDocumentにまとめたものを輪読資料として実施しました。まず、小笠原諸島の概要として、東京から南南東に約1000Kmに及ぶ30以上の熱帯・亜熱帯の島々で、住民が居住するのは父島に2,100人、母島に450人の2島で、他は自衛隊の基地がある硫黄島以外は無人島です。気象条件は東京とあまり変わりません。この列島は大陸の一部であったことがなく、その結果この地域特有の動植物の固有種が多く2011年に世界自然遺産に登録されました。
小笠原という名前は、1727年に小笠原貞任なる人物が、自分の祖先小笠原定頼が1593年に発見した島だから自分のものだと、幕府に願い出たことによります。この願いは当時は幕府に却下されます。それ以前1675年に、幕府は列島に調査団を派遣し、日本領土宣言をし、無人島(むにんじま)と命名しています。だが鎖国時代でもあり遠隔地でもあったため、列島はその後幕府に無視されてしまいます。その間、欧米諸国は太平洋各地を植民地化し、小笠原列島にも欧州人やハワイ人が住みつくこととなり、大航海時代の食料や水の供給基地として活用されるようになりました。幕末、父島を経由して来日したペリーは、父島を米国の領土と主張しましたが、英国やロシアの反対で実現しませんでした。日本も領土を主張するのに「無人島」はまずいということで、この島を発見したという説のあった人の名を取って小笠原諸島と命名しました。その後幾多の紆余曲折の後、明治時代になり1876年小笠原諸島が国際的に日本の領土に認定されました。
今回のZOOM Meetingでは初めから終わりまで殆ど英語で行われ、参加者の輪読後その都度コーディネーターが詳細な補足説明を行いました。

参加者