日                 時:2025年10月25日 10:00~12:00
場                 所:各自宅
方                 式:ZOOM
ZOOM HOST     :村田重章さん
コーディネーター:小林志郎さん
テ    ー    マ      :次の3点
1. How Europe’s hard right threatens the economy
2. Key points from US peace proposal for Gaza
3. Explain the commercialization of hatred towards the Japanese by Chinese cinema
出    席    者     :9名(男:4名、女:5名)
概                要:

コーディネーター

今回はテーマ掲載の3点を全員による輪読と、一人読み終わるごとに質疑が行われました。一部日本語も入りましたが、大半は英語での発言でした。第1にヨーロッパの極右ポピュリズムについてですが、政治経済において専門家、学識経験者の影響力が相対的に低下し、代わって極右のポピュリズムが一般大衆の支持を得るようになり、長期的視点に立った政策遂行から、場当たり的人気取り政策、例えば減税や補助金支給など選挙での票獲得目当ての政策が広がってきました。しかし政権の座が視野に入って来ると極右といえども穏健化してくる要素も見えてきます。例えばEUを軽視して離脱を訴えていたものが見合わせるようになったことなどがあげられます。EUの老齢化で労働力不足が深刻になりつつあり、強硬な故郷封鎖主義から外国人労働者の受け入れ促進に変更せざるを得ない穏健化も見られるようです。第2にトランプ大統領のイスラエル/ガザのハマス和平の20項目の提案を輪読しました。双方の人質解放や段階的戦力の撤退等、詳細に20項目提案し、これらが合意に達すれば即座に停戦は実現すると訴えています。20項目中いくつかは既に合意に達し実現したものもありますが、イスラエル/ガザ紛争は今回始まったことでなく30年近くの間に5回も紛争が繰り返らされ、トランプ大統領が提案するようなことが短期間に双方の合意に達するようなものではないようです。以上で残り時間がわずかとなり、第3の中国の日本敵視プロパガンダ映画は最後の「結論」の部分だけ読み終わりとしました。日中戦争を始め日本との紛争で日本憎悪を掻き立て、それを映画化して興行収入も良く、習政権にも好都合でこの風潮は収まりそうにないと言ったことでした。

参加者全員