日         時   :2022年11月26日(土) 10:00~12:00
場         所   :各自宅
方         式   :ZOOM
ZOOM HOST:宮尾 賢さん
レポーター    :宮尾 賢さん
テ   ー   マ    :アメリカ中間選挙
資         料    :
① America Dodged an Arrow (アメリカは選挙否定論や民主主義毀損のような矢を回避)
② Four Stark Lessons From a Democratic Upset(民主党の逆転から学ぶ4つのポイント)
③ Republicans cringe as Trump 2024 approaches(2024年大統領選へのトランプ出馬表明と共和党)
参  加 者    :10名(男:6名、女:4名)
概         要     :

レポーター

まずレポーターより今回のアメリカ中間選挙の概況説明があり、上院では民主:50対共和49(残り1議席は12月6日の再選挙)、下院は共和221対民主213、州知事選では50州中今回改選は36州で非改選州と合わせて共和:26(-2)、民主24(+2)で、下馬評では「赤い波」(共和党の色)で覆いつくされるといわれたのに反して民主党が善戦し、特に接戦州では民主党の勝利が目立ち、総じて民主党が勝利したと言えるような結果であったと説明があり、続いて資料①からアルファベット順に輪読しました。輪読のフレーズごとにレポーターから補助説明があり、メンバーからも意見や質問等が活発に交わされました。トランプやその愚直な信奉者が主張する20年の大統領選で選挙が盗まれたとか不正があったとか、選挙結果を認めない、更には国会襲撃事件迄民主主義の根幹を揺るがす風潮が今回の中間選挙では国民の拒否反応に遭ったと言えそうです。
②は女性コラムニストによるワシントン州での女性民主党候補と男性共和党候補の選挙戦を対比してそこから読み解けるものを記事にしたものです。女性民主党候補は幼い子育てを母親に頼り、住宅ローンも借りられない貧しい人で、共和党優勢の選挙地盤に打って出て、選挙予想調査機関の予測では勝つ見込みは2%しかないという女性です。一方共和党候補の男性はトランプの盗まれた選挙同調者です。彼女は共和党の中の民主主義の将来を案ずる共和党穏健派の取り込みと、人工妊娠中絶が共和党により禁止されてしまった点を争点に選挙運動を展開し、結果的には選挙に勝利しました。筆者は勝因を次の4点にあると指摘しています。
(1)民主党は労働者階級の地方の候補者をもっと重視すべきだ。 (2)選挙人は妊娠中絶問題と権威主義者の兼ね合いを見ている。(3)トランプ信奉者はメディアの反響に埋没している。(4)統計データ通りに事は運ばない。
③は時間の関係で輪読できず、レポーターが日本語で概要を総括して終わりにしました。

参加者全員