日 時:2023年6月24日(土)10:00~12:00
場 所:各自宅
方 式:ZOOM
ZOOM HOST:宮尾 賢さん
レポーター :安斉渥子さん
テ ー マ :子供食堂
資 料:
1.Kodomo-Shokudo Project to Provide Children with a Warm Meal and Place to Visit
2.Children’s cafeteria? Why is it popular only in Japan?
3.日本の子供食堂の例「ピノキオ」:日本語
参 加 人 員:11名(男:6名、女:5名)
概 要:
最初に資料1の輪読を通して子供食堂の概要把握が行われました。それによると国民間の所得格差が1970年代はOECD平均より日本は低かったが、その後格差が拡大し続け現在はOECD平均を上回り格差は高い方から4番目になってしまったそうです。その結果低所得層が増え、特に女性の一人親世帯が貧困にあえぎ、その子ど達の飢餓問題が深刻化し、例えば学校給食が子供の主たる食事になっているケースも珍しくない状況ねなってきているそうです。このような中でボランティアによる子供食堂が2012年に第1号ができ、その後増え続け2021年では全国で4960か所までになりました。多くの子供食堂では無料で食事提供しているのは月2回であとは非常に安価で提供しているようです。今回は輪読が一人終わるたびに発言が相次ぎ、なかなか次の人に輪読の継続ができないような白熱した意見交換が行われ、途中一時日本語での議論になってしまった時間帯もありました。
資料2では内容的には資料1とほぼ同じですが、この問題は日本のみならず世界共通の問題で、日本の子供食堂の例が世界中に広がることを期待しているといった内容でした。またこのような活動がボランティアの善意だけに依存するのではなく、日本政府も地方行政を通じて補助金支援をしていることも触れられていました。